ひげおやじのひとりごと

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なにも困らないように。。。

親父の葬儀の時には、何年振りっていう甥や姪(私の従兄妹)も来てくれ、葬儀屋さんが、なかなか御親族集まる機会も無いでしょうからって親父の祭壇の前で記念撮影をしました。
親父の遺影を抱えて座る母の写真が、まさか最後の写真になるとは、この時は夢にも思いませんでしたが・・・
また、近所の方やお世話になってる方々に挨拶をすることが出来て、お袋も本当に心残りなく逝ったと思います。

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お袋の葬儀の時、棺の蓋を閉めてくれた方も親父の時と一緒。
司会をしてくれた女性も一緒の方でした。

葬儀の最後に棺の蓋を閉めるとき、担当してくれた方が「これより霊柩車で火葬場へと向かいますが・・・・・」と言いながら涙声になってて、「ごめんなさい」って謝られるもんだから、私は何とも思いませんでしたので「どうして?」って聞くと「葬儀屋が一番やっちゃあいけないのは泣くことなんです」と
確かに遺族がいくら泣いても、葬儀屋さんが泣いたんじゃあ式が進まないわなと・・・
まあ、2~3日前に挨拶した人が棺に横たわってるんだから、無理もないですよねと・・・
後で、会社に帰ると、あいつは号泣したらしいと噂になってたそうです・・・(笑)

棺を霊柩車に乗せるとき、司会の女性が走って来れれて「喪主さん、私、喪主さんと同い年なんですよ」と言われたので、「そうなんですか」って顔を見たら目に涙をいっぱいに溜めて真っ赤に腫らしてるじゃあないですか!!
「私の母もヨウコ(母と同じ名前)って言うんです、何かの御縁を感じましてね」って言われました。
あぁ・・・淡々とお仕事で司会をして頂いていると思ってた方が、実は涙をこらえて、頑張って務めて下さっていたんだと思うと、こちらがもらい泣きしてしまいました・・・

関わって下さった全ての方に一生忘れられない思い出になったと・・・

長い人生で4日間って言うのは、一瞬の様なものなんで、両親を一人ずつ送らにゃあならん所を一篇に送ったようなもので・・・
親父の亡くなった悲しみは、お袋が全部持って行ってしまったんで、悲しみが2倍になるかと思ったら、ひとつになったと・・・
こんなことに慣れてるっていうのも変な話ですが、勝手知ったる親族控室ですし、何時までに何をしなきゃいかんというのも全部経験済み・・・
喪主としての気苦労も半分にしてくれたのかなと・・・

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最大の特徴、撫肩が普通に・・・

そういえば、親父の遺影は、合成して葬儀屋さんに作ってもらった話は書きましたが、その写真を見るたびにお袋は「お父ちゃんはこんな上着は持ってなかったと思うんじゃけどね~」と。
私が「首から下は別人なんよ!合成写真なんよ!」というと、その時は納得するんですが、5分すると「お父ちゃんはこんな上着は持ってなかったと思うんじゃけどね~」と・・・
少し認知症がありましたので、何度も何度も同じ会話をしました。
なので、お袋の遺影は、そのまま使ってくださいとお願いしました。向こうで、この服持ってないってお袋に尋ねられても、説明できる人はいませんからね・・・

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実は、親父の遺影を作ってもらう時、すぐ手の届くところにあった写真でお願いしたんですが、その時お袋に冗談で「お母ちゃんの遺影もこれでええじゃん」って言っていたんですよ。
お袋は「そうじゃね」って・・・
親父の最近の写真は、探さなきゃないけど、お袋の写真は結構あったので、そんな会話がなければ迷っていただろうと思います。
・・・なぜか、最後まで額が見つかりませんでしたので、後から買ったんですが、これを使えという事かと・・・

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お袋の認知症が出てきたのは2年ほど前、お客様に迷惑を掛けたらイカンと思い少しずつ店に出ないように私がコントロールしてきたつもりでいましたが、こうなってみると、私一人でもお店が出来るようにしてくれてたように感じます。
現役バリバリの時、急に亡くなったら、次の日からお店は大変だったでしょうからね。

ホントにありがたい両親です。
考えれば考えるほど後のことが困らないようになっています。

ウチの店はバス通り沿いですので、パトカーやら消防車やらしょっちゅう通るんですが、二人が亡くなってから初めて救急車のサイレンを聞いた時、あぁ、こんな気持ちでサイレンの音を聞くのは、どれくらい振りかと・・・
というのも、この1年で両親とも2回ずつくらい救急車で運ばれてますから、サイレンを聞くと暫らくは病院から電話がかかって来るんじゃないかと心配で・・・


そんな中、両親の葬儀が全部終わって、マンションの片づけをしてる時、一つだけホントに困った事がありました。
ベランダのエアコンの室外機の上に、カニシャボテンの鉢が2つありまして、あぁ、どうすれば良いんだと・・・

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この冬、満開になってる鉢を親父が一つお店に持って来て、お袋が言うには「花が咲くまで水をやっちゃあいけん」とか「花が咲いたら水をやっちゃあいけん」とか何とか。

お袋は花が好きで、お店にもたくさんの鉢植えを置いていたんですが、私が全然わからないもので、お袋が店に出なくなった時も「手伝わんでええけぇ、花の世話だけしに店に出てきてよ!」
って言ってたほどでしたので、思い残したことがあるとすれば、この鉢植えの事かなと・・・

相談できる人が居なくなってしまったな~って思った時、あ~~~~っって!!

そういえば、お袋の葬儀の時、式場の入口に遺影に使った写真をトリミングしてもらって額に入れ飾ったんですが、式場に備え付けの造花で飾っても何か物足りないって言うんで、ウチの姉が携帯で電話をして「鉢植えの手頃なのを持って来てぇや」って・・・
誰に電話してるのかと思えば、ウチの隣だって・・・

ウチの店の隣は、ココに引っ越して来た時からのお付き合いの大変お世話になってるガラス・表具店さんが在るんですが、丁度この3月に、そこの娘婿さんが脱サラして花に詳しい友達と共同経営で花屋さんを始められたんです。
ガラス屋の御主人も、「一人娘の婿なんで、どうせあんたらのモノになるんじゃけぇ」って店舗を半分改装して。
そして、この娘婿さん、なんと脱サラするまでいた会社ってのが、偶然にもウチの姉と同じ会社!!
そうなんです、1~2ヶ月前まで一緒に働いてた同僚だったんで、気安く「花持って来て~や~」って・・・

子供さんも小さいのに、脱サラして花屋さんするって、大変だろうにと思ってましたが、こんな偶然ってあります?????
こんなこと言ったら、ホント失礼かもしれませんが、お袋が呼び寄せたかのような偶然!!!

ココに聞けって事か~って、その時の鉢植えの事も含めて、早速聞きに行きました。

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(その後、植え替えたんで、大分大きく育ちましたが・・・)

ホントに花に詳しい方で、何から何まで丁寧に教えてくれました。
環境が大事だからと、店に中まで見に来てくれて・・・

そして、もう一つ、これは家の事が全部片付いたら、手を付けにゃあならんと思ってた畑のことです。
ウチの両親は、高陽に引っ越してきてすぐだから、もう30年位、近所に畑を借りて野菜を作ってました。
お袋も長道が歩けなくなって、数か月前からシニアカーに乗りだしてからも時々、畑を見に行って「根っから土いじりが好きなんよね~」といつも言っていました。
ココの畑は、地主さんに年間数千円で、ずっとお借りしていたのですが、2~3年前、地主の御婆様が亡くなって、その後お袋が地代を払いに行ったらお嫁さんが「お金は良いから作ってください。」って仰ったそうで、それ以来、無料で借りていました。

もし、今でも有償でお借りしていたなら、きちんと現状復帰して、畑を打ち均して返すべきでしょうが、先方から「作って下さい」と言われてますので、そのままお返ししました。
・・・それにしても、鍬やら鋤やら道具の数々、捨てるのも大変やなと思っていましたが・・・

お隣の花屋さんとお話してて、ウチの裏の歩道に、自分の土地でも何でもないんですが、散歩する人も只、草がボーボーになってるよりは花があった方が良いじゃろうと、お袋が花を植えてたんですが、私が全然手入れできないんで、その内ジャングルになってしまうのは目に見えてたんですが、折角なんで、花壇にされたらどうですか?と話しました。
じゃ、そうしましょうと言われて、耕されてたんですが、道具が無いようなので、畑から持ってきましょうと言うと、「助かります、しばらく貸してください」と言われましたが、「いえいえ、もういらないので差し上げます」と・・・

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(今、お袋の植えた紫陽花が綺麗に咲いてます)

困ったなと自分が思うと、すぐ目の前に答えがある。
なんだか、すべてが困らないようになっているというか・・・

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(ブロックを付いてラベンダーなんかを植えられました)

・・・この次辺りで、やっと最後かな?・・・え?まだあるんかい!!(笑)
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by barbershop-silver | 2016-06-30 12:09 | 両親に感謝 | Comments(0)

山が海が・・・俺を呼んでいる?のか?!


by ひげおやじ