明日の世界!?
2006年 12月 04日
子どもが生まれなくなった未来~トゥモローワールド~です。
又してもネタバレしちゃうんで、これから観ようって人はパスして下さい。。。
この映画、公開されて随分なるんで、そろそろ終了間近かと思い本日鑑賞したんですが、ん~何が言いたいのか??確かにラストの8分間、ノンストップのドキュメンタリータッチカメラワークは必見なのですが、内容がナイヨ~!(>_<)
いつも、エンドロールを見ながら感傷に浸るワタクシなのですが、今回ばかりは、これだけのスタッフ、キャストが、何十億というお金をかけて一つの作品を誇りを持って仕上げるなかで、観客の事を考えているのかと・・・例によって原作は読んでいませんので、全然違う内容になっているらしいんですが、監督はこの話を読んで、情熱を持って映像化したと思うんですよね~
又、この作品に係わった人たちも誇りを持ってやって来たと思うんですが・・・で、何なん??
って思ってしまうところがとても残念です。
これじゃ~単なる自己満足じゃん!映像に頼って「こんなの見たこと無いじゃろ~」ってのは、ジェラシックパーク、マトリックスで終わってるわけで、ストーリー展開、脚本の面白さ、迫真の演技などなどが映画の醍醐味だと思うんですがねぇ~
往年の名作と言われる映画の数々は、そうした要素全てが観た人を魅了し、脳天をハンマーで殴られたような衝撃を何時までも心に残すっていうか、忘れられない思い出になってると思うんですが、映像のプロが見て素晴らしい作品でも、一般の観衆には何も響きませんゼ!これじゃぁ~!(-_-;)
『ローマの休日』(アン王女の奔放さ、映像の美しさ)『ディアハンター』(生きる事、命の重み)『地獄の黙示録』(戦争と言う狂気)『レオン』(何が悪で何が正義か、純粋な愛)『フォレストガンプ』(人間の純粋さ、本当の愛、友情)・・・そして『野獣死すべし』(狂気の中の狂気)などなどなど・・・・・・・・・・・・・・・
一生涯忘れられない映画ってのは、作り手の自己満足じゃなく、観客の心を捉える内容、観終わった後、何年経っても生活の中でフッと思い返してはまた見たいって思える作品なんですよね~ (●^o^●)