被爆60周年
2005年 08月 07日
8月6日、あの日から60年の歳月が流れました、ここで、常々思っている非暴力の思想について書きたいと思います。
先日TVで、被爆60周年の特集をやっていました。この番組の中で、原爆開発(マンハッタン計画)に参加し、記録班としてエノラゲイに乗り込み、きのこ雲を撮影したアメリカの科学者が、広島に初訪問し、原爆資料館を見学した後、被爆者と対談すると言う内容をやっていましたが、彼は被爆者の方の『謝る気持ちは有りませんか?』と言う質問に対し『ノー! ビコーズ リメンバー パールハーバー」と答えました。また、『戦争中、よく罪の無い民間人という表現をするが、戦争中は、すべての人が何らかの形で戦いに加わっているので、すべての人に罪がある』と言うような趣旨の事を言っていました。
私は、この放送を見て、今まで当たり前に思っていた『戦争は絶対悪』という思想が、世界の多くの国の人々にとって『相対悪』なのだと痛感させられました。
つづく・・・